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2016-2017年度 活動報告

卓話「社内活性化“現場力とは”」

170301小西龍太郎様

卓話「社内活性化“現場力とは”」

 

 

日本科学技術連盟

上級指導士

 

小西龍太郎氏

(小西亮介会員紹介)

 

 

 

本日は、大きく分けるとテーマは2つございます。ひとつめは、「新5S活動・躾」に関連して、報・連・相をお話しします。2つめは、「現場三則」についてお話しします。

 

まずは、テーマのひとつめ、「新5S活動」について。5Sとは、「躾・整理・整頓・清掃・清潔」の頭文字をとったものです。5Sを実践することで、社会や企業として守るべきものを守っていこうという規律が生まれ、結果、社会・企業活動が上がります。5Sの中でも、「躾」を一番上位と位置付けたものが「新5S活動」であり、この概念を品質管理学会では推奨しております。そこで、本日は「躾」を中心にお話し致します。躾とは端的には、規律に合った立ち振る舞いができるように訓練すること、でありますが、躾には3つの心掛けが肝要です。それは、「感謝する心」「思いやる心」「喜びを与える心」であります。この3つの心掛けを実践することにより、躾が「自己成長・相互信頼・感動共有」につながります。躾を実践するには「報・連・相」が非常に重要な役割を担います。みなさんもよくご存じの言葉ではあるかと思いますが、それぞれのポイントをご紹介します。「報告」⇒「結論を先に」「事実を述べる」「私見は最後に」。「連絡」⇒「正確に」「目的・狙いを」「モレなく伝える」。「相談」⇒「悩みや改善を」「積極的に自らが」「気軽に声掛けを」。これらがうまくできていない場合は、要因として、報・連・相における「5つの壁」にあたっていることでしょう。5つの壁とは、「横着」「依存」「楽観視」「庇い合い」「優越感」であります。これらの壁を放置すれば風通しの悪い組織風土になります。次の事項を意識して壁を乗り越えて、良い組織にしていきましょう。「横着」⇒「すぐ伝えよう」。「依存」⇒「自分が伝えよう」。「楽観視」⇒「おおごとになる前に伝えよう」。「庇い合い」⇒「悪い情報こそ早く伝えよう」。「優越感」⇒「共有化が最も大切」。

 

次に、テーマの2つめ、「現場三則」についてお話しします。「現場三則」とは、元神戸大学の教授である森信三先生の教えであります。内容は、一、礼を正し、二、場を浄め、三、時を守る、ことであります。現場三則を社会や職場において意識し実践することで、現場力(早稲田大学教授、遠藤功氏の定義)を高め、人材育成ひいては組織の力となることでしょう。それぞれのポンイトをご紹介します。「礼を正す」つまり「挨拶」のことであります。挨拶において重要なことは、挨拶に目上、目下の上下はないということです。また、みなさんで実践していただいたように、♪ドレミファソラシドの「ラ」の音を意識すると、相手に心地よい響きとなります。「場を浄め」については、整理・清掃のことでありますが、職場内の「定置・定品・定量」を意識することです。「時を守る」については、時間だけでなく約束を守るということです。時は、平等・公平であり、時は信頼を決定し、時は自責を映します。これをいつも意識することが重要です。

 

明るい社会や職場の実現に「現場三則」を実行しましょう。

本日はご清聴ありがとうございました。

 

 

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