HOME > 活動報告

2019-2020年度 活動報告

卓話「最近の大阪府下の特殊詐欺被害の現状について」

2019年9月11日 卓190911卓話 仙石様P1140050

 

 

 

 

「最近の大阪府下の特殊詐欺被害の現状について」

大阪府警察本部 特殊詐欺対策室 特殊詐欺対策第四係

警部補 仙石利恵氏

 

 特殊詐欺とは、簡単にいうと、電話、メール、手紙などで、様々な人になりすまして会うことなく人をだまし、その人を焦らせたり不安に陥れるなどして、現金やキャッシュカードをだまし取る犯罪です。特殊詐欺には様々な手口がありますが、犯人は、電話に出た人の応対や、被害者の動向などにより、新しい手口に移っていきますので、今までの手口を知ることも必要ですが、新しい手口を知っていくことも重要です。

 今年に入り、関東の方であったアポ電強盗により、「アポ電」(犯人からの電話)がニュースなどで話題になっていますが、特殊詐欺という犯罪自体は、今でも1日に全国で40~50人の方が被害に遭っている、そして大阪でも毎日、多くのお宅に「アポ電」がかかっているだけでなく、実際に多くの被害が出て現金やキャッシュカードをだまし取られている、まさに非常事態というべき状況です。

 特に、今年多く発生している手口として、キャッシュカードをだまし取る、またはキャッシュカードをすり変えて盗む手口、これが非常に多く発生しています。

 また、最近注意していただきたい手口として、10月に消費税が増税することに便乗して、役所や銀行になりすまして「増税に伴い還付金があります」「増税でキャッシュカードが使えなくなる。交換します」などと電話をかけ、現金やキャッシュカードをだまし取る手口がありますので注意が必要です。

 特殊詐欺の手口は非常に巧妙なので、「私は大丈夫」と思っていても、どなたでも被害に遭う可能性があります。

 これらの被害に遭わないためには、この「アポ電」段階から、防ぐ、つまり、犯人からの電話をシャットアウトしてしまうのというのが、最も有効な対策と言えます。 そこで、防犯機能付きの電話への交換や、自動通話録音機の設置、留守番電話設定など、自宅の固定電話の防犯対策をおすすめします。

 特殊詐欺は、多くの高齢者がだまされ被害に遭っている犯罪であり、また、犯人グループはそのほとんどが暴力団などの反社会的組織が行っています。そして、その犯人グループにそそのかされて、未成年者が利用され、受け子として逮捕されています。様々な年代立場の方に関連する、社会的影響の大きい、そして凶悪な犯罪であると言えます。

 皆さんは、各事業を経営されるとともに、様々な社会奉仕活動にも尽力していただいていると伺っています。地域全体の詐欺防止のため、ご自分だけでなく周囲の方、また従業員の方にも、対策をしていただくよう、また、そのような意識が幅広く浸透するため、お力添えをいただければと思います。

  本日はありがとうございました。

 

 

 

 

活動報告

例会のご案内
例会のご案内
Orfc事務局
  • 〒542-0086
  • 大阪市中央区西心斎橋1丁目5-12
  • 心斎橋アーバンライフ907号
  • Tel:06-6253-3012
  • Fax:06-6253-3013
  • 国際ロータリークラブ
  • 大阪フレンドロータリークラブは、国際ロータリー第2660地区です

PAGETOP