卓話「~カンボジア支援の歩みと、 くっくま孤児院の子どもたち~」
2017年6月14日 卓話
「カンボジアで出逢った笑顔と優しさ
~カンボジア支援の歩みと、くっくま孤児院の子どもたち~」
NPO法人 GLOBE JUNGLE
代表理事 森 絵美子氏
(川野忠隆会員紹介)
NPO法人 GLOBE JUNGLEの森絵美子です。カンボジアの支援の現地事務所を立ち上げて、12年目になります。
当時、私は、バックパッカーや日本語教師として、海外を回り35か国目の旅の途中、カンボジアと出会いました。昔の戦争や貧困と直面した国という、基礎知識しかないまま、カンボジアに入国しました。
そこで出会った、村の子どもたちの笑顔。
「この国で何かがしたい!」 そう考えるのに、時間はかかりませんでした。
・学校建設プロジェクト
・日本のパパとママが、カンボジアの我が子を応援する「パパママ奨学金プロジェクト」
・井戸掘り支援「まいど大作戦プロジェクト」
・スラムや孤児院の支援
など、必要な場所と出会ったご縁への、応援活動が始まりました。
7年前に、現地日本人スタッフの、「愛しい子どもたちに出会っちゃったの。この子たちのお母さんになりたい」 その一言から、はじまったのが、私たちが運営している『くっくま孤児院』。現在、4歳~大学生の23人の子どもたちを育てています。
昔の日本の村がそうだったように、カンボジアは村の子どもたちは、村の大人たちみんなで育てます。我が子だろうが、どこの子だろうが、みんなの子。孤児院でも、小さい子たちの面倒は、大きい子チームが担当して、毎日の手洗いの洗濯や、食事、掃除など、みんなで分担して助け合いながら生活をしています。勉強も、みんなで教えあいます。
子どもたちの朝は5時から始まります。
支援に頼るだけでなく、自分たちでもお金を作りたいと、伝統舞踊の練習をして、カンボジアや日本国内でも、沢山の皆さまに披露しています。子どもたちの笑顔と、一生懸命さ、踊りのクオリティの高さは、沢山の日本人とカンボジア人を笑顔に変えていきます。
遠く繋がった空の下、今日も、カンボジアの我が子が笑顔で頑張っている。
そう思いながら私たちは今日も、自分のいるべき場所で頑張れる。
そんな関係性を築けるように、『見える支援』を心がけています。
ご自身の大切のお金が、誰の笑顔に変わっているのか、私たちはそこを大事にし、企業の皆さまや個人の皆さまと共に、今後も支援活動を続けていきます。
本日は、大切なお時間を頂戴し、私たちの活動を知っていただけたことに、心から感謝しております。ぜひ!一度、くっくま孤児院を訪問して頂き、子どもたちの可愛い笑顔に出会って下さい。月1000円からのくっくま応援団、マンスリーサポーターも募集しております。
今日も、皆さまと共に、幸せな一日を。