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2015-2016年度 活動報告

卓話「なぜ、私たちがECOに取り組むのか?」

160518貴島清美様

 

2016年5月18日

 

 

 

 

「なぜ、私たちがECOに取り組むのか?」

RI第2680地区    Rotary E-club of  HYOGO

一般社団法人 エコビジネス推進協会     代表理事

貴島清美 氏

(金谷和浩会員紹介)

 

 

「将来の子供たちに対する母親・企業としての想い」

3人の子育てをしながら会社を経営してきましたが、エコと聞くと、主婦がゴミの分別やレジ袋の廃止する程度で企業としてはあまり関係がないと思っていました。企業にとっては利益追求が大事で、儲からないとか、わからないとか、難しい、というようなイメージがありました。

しかし、2011年の東日本大震災時には、電力供給が一時出来なくなり、東京ではレストランなどが運営できなくなりつぶれたところもありました。弊社でも東京営業所では売り上げがほとんどなく大変しんどい思いをしました。その時になぜ?こんなことになったんだろう。当たり前に供給される、電力や環境はこれからも大丈夫なのか?そして、何かあったときでも、会社、社員、家族が守れるのかと不安になりました。未来の子供たちに安全な社会、安心は経済、美しい環境を次世代につなげていくためには、企業の意識改革と企業が積極的に取り組むべきだと強く感じました。そして企業が実践するに色々な支援が必要だと「エコとエコノミー」をキーワードに環境活動と経営の両立を図る仕組みづくりのお手伝いをしたいと協会を立ち上げました。

 

「今、地球で起こっていることを知っていますか?」

私たちは、便利で快適な生活を送るため、大量のエネルギー資源を使い、経済を発展させ、さまざまな製品開発や事業運営に取り組んできました。

しかし今、私たちの住む地球では歴史上予測もできない、急激な変化が起こっていることにお気づきでしょうか?水没する国ツバル、北極と南極の野生動物絶滅、オーホツク海の流水現象、スモッグ、PM2.5、干ばつ、地盤沈下、酸性雨など日本だけでなく世界のいたるところに影響をおよぼしています。

日本では東北の震災をきっかけに熊本の地震、突然の暴風雨や大雨など。異常気象では、人・物だけの被害でなく経済も長くダメージを受けます。

こういった異常気象の原因の一つに地球温暖化が影響しているのは間違いなく、何らかの手を打たないと改善されることはありません。

「なぜ、ECOに取り組むのか?」

2015年11月地球温暖化対策に関する国際会議「COP21」では、それぞれの国が協力し合い、地球を守るためにできることからはじめよう、と温室効果ガスの削減目標を国連に提出し、対策を進めることを義務づけられました。そのため、上場企業などにはCO2排出量の測定、公開義務化になることが想定されています。

大手企業では、すでにエコアクション、ISO9000などの取得により環境に対する取り組みは進みつつありますが、中小企業ではまだまだコストの問題や人的、知識不足などで取り組めないのが現状です。

しかしながら、社会の経済の大多数は中小企業で成り立っており、その経済を担う企業たちが、行政主導のエコ活動ではなく、自社の取り組みとしてガソリンを極力使わない。森林を守る。再生可能なエネルギーの取り組み。地産地消・3Rの実施などできることから始めることが大切です。

 

 

「エコビジネス推進協会の取り組み」

エコビジネス推進協会では、エコ活動をしようとする企業が活性化するようなインフラづくりを提供しています。

  1. SNSなどによる企業同士のマッチングや情報共有
  2. 新規開発事業など大学の研究材料の紹介と開発協力などの産学連携の取り組み
  3. 団体連携により販路開拓の支援
  4. 展示会などでの販路拡大支援助成金・新規事業計画などの作成など専門家への紹介
  5. 研究会・ビジネス商談会の参加によりビジネス交流
  6. 「エコ商材推奨審査委員会」開催によるエコ商材の推奨決定
  7. 会員価格提供(機密文書回収サービスなど会員価格)

 

 

 

 

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