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2013-2014年度 活動報告

卓話「日本の食の将来」

2014年5月14日 卓話

 

 

「日本の食の将来」

    株式会社デリコ

    代表取締役 前田正雄様

       

 

 

日本の食品業界について

 

先月、アメリカのオバマ大統領が、来日され安倍総理大臣との会談では、TPP=環太平洋経済連携協定の問題がテーマとなっていた事は皆様もご存じの通りと思います。

このTPPでは、“食”関係も多大なる影響があるとされていますが、私は、日本の“食”は前途洋々であると思っています。

その理由として昨年度(2013年)に10項目プラス1を上げてみました。

 

1.日本食の人気

和食がユネスコの「世界無形文化遺産」に登録される見込み

2.アジアの伸びが顕著で、世界の成長の伸び率より高い伸びをしている

この消費地に近く、地理的優位性がある

3.日系レストランチェーンの海外進出

調味料や材料の一部に日本産加工食品を使用

4.富裕層も確実に増えている

日本での生産されたものは高品質であるが、他国に比べ高い傾向にある

→購買層の増加

5.健康への関心の高まり

長寿国日本が注目をされている

6.マンガを筆頭に日本文化の浸透

特に菓子類・清涼飲料水等が関連される

7.日本の食品製造技術の高さ

レトルト食品、油脂加工品、麺類そして食品製造原料等

8.世界的な水産加工品市場拡大

カニかま及びすり練製品、ファストフィッシュ等

9.米加工品の注目

日本のコンビニの進出とおにぎり文化

パックごはん、おかき(柿の種等)の海外ヒット

飲酒量の増加により、日本酒も注目

10.食市場規模は拡大傾向にある

日本の食市場規模は、2020年には約10%アップの67兆円になると見込まれ

世界の食の市場規模至っては、

2020年には現在の約2倍の680兆円となると見込まれています。

プラスワン、政府の政策(成長戦略)に組み込まれている

2020年食品の輸出1兆円規模へ拡大を目指す

そのうち加工食品は、5000億円

 

TPPや日本の人口減少で食品産業は、縮小すると一部では言われていますが、国内市場も成長の余地はありますし、さらに海外に目を向ければ、前途洋々な業界であることは間違いないのではと思えて仕方がありません。

この業界に属している方はもちろん、他の業界の方々も、物事は考え方しだいで、よくも悪くも受け取るができます。

良い方向に物事を捉え、このような事も皆様の仕事に関連付けて、何か良いきっかけになれば幸甚です。

 

追伸

 3年前よりよく思う事

 今日と明日は違う!

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