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2015-2016年度 活動報告

卓話「安全な水と衛生環境のために」

160615吉井久美子様2016年6月15日

 

 

 

「安全な水と衛生環境のために」

 

有限会社環境科学研究所 代表取締役

一般社団法人Hinatomoの代表理事

吉井久美子 氏 (大野会員紹介)

 

さて、唐突ですが皆さんは私たちが毎日、口にしているもので毎年180万人の人が命を失っていることをご存知ですか?この数字は、全世界で汚染された水を摂取することにより5歳まで生きることができない子供の数です。この現実を知った時、私は胸が張り裂けそうになりました。そしてその現実を知らなかったことにもショックを受けました。なぜなら私も3人の子供を育てている親だからです。この日本では蛇口をひねれば「安全」な水をすぐ口にすることができます。外に出ればコンビニや自動販売機で、簡単に安全な水を手に入れることができます。私たちが毎日当たり前に口にしている「心配せずに水が飲める!」という安心を届けていきたいという想いから、本日ここでお話させていただく機会をいただきました。

【社団活動テーマは3つ】

水・食・エネルギー

人が生きていくために不可欠な3つのテーマを軸に、地球環境をより良く後世に残していくため、開発した材料や技術を広めていきたい、届けていきたい、そんな活動をいたしております。「あったらいいな~」そんな想いから生まれた材料について、またロータリークラブの重点分野でもあり、HYOGOロータリーEクラブの今年度の奉仕活動のテーマの中の一つでもある「水」のプロジェクトと衛生について今日はお話をさせていただきたいと思います。

さて始まりは・・・

とある6月の連絡会で、私たちの活動もロータリークラブの精神に合致するものだと気づいたのです。

180万人】この数字は毎年不衛生な「お水」

が原因で亡くなっている、5歳まで生きる事ができない子供の数です。

25億人】この数字は、家の中にトイレがない人の数です。そのことが原因で地下水が汚染され、伝染病が蔓延しています。

8億人】2014年現在、世界人口72億人中8億人が安全なお水を飲める環境ではないと言われています。安全な水を供給すること、すなわちそれは「命を守ることなのです」

【安全な「水」のために】

・井戸掘り・水道設備・浄水器

・整水器・水の宅配

様々な取り組みがなされています。

しかし多くの取り組みには電気や複雑な機械が必要であったりします。

インフラ整備の発達していない国々や場所でこそ、安全な水が必要なのです。

そのために私たちは3つの必要条件があると考えます。

1.電気を使わない

このように固形物を水に入れるだけなので、電気などは必要ありません

  1. 誰でも使える

ピッチャーなどに入れるだけで殺菌できるので、誰でも簡単に使えます。

  1. 優れた殺菌効果がある

シャーレの中の大腸菌・O-157をたった1時間で殺菌、24時間経っても繁殖しませんでした。

 

これは今回ご提案する材料の、殺菌試験のグラフです。材料を添加していない水には大腸菌とO-157が存在し続け、今回ご提案の材料を添加した水では、たった1時間で水を殺菌し24時間経っても繁殖していません。すなわちそれは、材料を持って行けば「たった1時間で汚染された水を殺菌できる」という事なのです。その機能材料には、自然界の土の中にある材料を使っています。私たちは材料名を「グランデ1314」と名付けました。まさにこの材料は、大地の恵みから生まれたのです。この材料を「水に入れるだけ」で殺菌ができるのです。何より、このプロジェクトの始まりはフィリピンの方がお使いになり、お腹をこわさなかったので、ミラクルだ!と反響があり、「欲しい」という「声」から始まったプロジェクトなのです。この機能材料を求めている国や地域に届けることによって「不衛生な水により失われている尊い命」を救えるのです。

このグランデ1314を必要とされる場所に届けていきたい。またこの材料を違う素材やものと組み合わせて一緒に使えば、新たな商品が生まれ必要としている国や場所に貢献がよりできると信じています。そして尊い多くの命が救わ

れると確信しています。世界の180万人の命を落としている子供たちが命を育み、夢を持って

未来を切り開いていく事が可能になるのです。

材料とのコラボレーションの一例を申し上げますと、香りのプロと石鹸製造技術とのコラボ

レーションで抗菌・化学物質吸着石けんを作る取り組みがスタートしました。

コラボレーションすることで「衛生的な水」だけでなく「衛生的な生活習慣」や「現代の悩みである化学物質を取り去り洗浄する商品提供」もできるようになる、という事になったのです。

さて最後に3つのことをお伝えして終わりたいと思います。

  1. 私たちは簡単に抗菌できるオリジナルの材料
  2. で「水と衛生」の問題解決をしようとしています。
  3. この材料は他分野とコラボレーションする事
  4. とで、新たな価値が生まれ貢献できる商品をお届けできる可能性を持っています。
  5. そして私たちすべての人が仕事や生活の中で
  6. 得た技術・材料・アイデア・経験などを組み合わせることにより、世界中の解決したい問題に対して多くの貢献ができるという事です。

今後一般社団法人HinatomoそしてHYOGOロータリーEクラブの取り組みとして「水」と「衛生」の商品を届けて行く活動をしていきます。

 

活動報告

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